2002年5月、カラフルコミックピュアガールという雑誌が創刊された。
しかしその発行部数は少なく、特に地方では殆ど手に入らない状況であった。
そこで我々は、カラフルコミックピュアガール隊 (長いので以下ピュアガール隊) を結成し、
コーランであるカラフルコミックピュアガールを探し求める旅を始めた。
まず、市街地を中心に、手当たり次第に書店を覗く。
1店目、見つからない。
2店目、見つからない。
ゲーマーズ、見つからない。
アニメイト、臭い。
結局、企画前に唯一目撃情報のあった郊外の小さな書店にたどり着く。
そこには、あった。
最後の1冊のカラフルコミックピュアガールが。
(そこにはないってば。)
そして、戦いが始まった...。
カラフルコミックピュアガールを見つけるや否や、
『俺のだ! 』
『ボクの! 』
『拙者のものでござる! 』
『ワータシーノネー! 』
と、引っ張りあいを始めるピュアガール隊。
このままでは、大切なカラフルコミックピュアガールが破れてしまう!
そこはさすがに大人。とりあえず購入して、後ほど決着をつけることとなった。
近所の空き地へ移動し、どうやって決着をつけたものか考える。
討論の末、以下のようなルールが採用された。
カラフルコミックピュアガールを遠くに投げて、一斉に走る。
一番最初にカラフルコミックピュアガールを手にしたものが、
カラフルコミックピュアガールを手に入れることができる。
単純明快だ。
それでは試合を始めよう。
(そうじゃないだろう。)
カラフルコミックピュアガールを投げる。とにかく遠くへ。
この動画を見ていただければ分かるが、手加減なしだ。
そして、全力疾走開始!
(畑を)
(荒らして)
(ゴ−メンナサイヨー。)
カラフルコミックピュアガールを手にしたのは黒子であった。
勝利の余韻に浸りつつ、聖典を読みふける黒子。
『頑張ったな! 』
『よくやった! 』
『クロコニハカナワナイネー! 』
他のピュアガール隊も晴々とした表情だ。
こうして、世界の平和は守られた。
今日の素晴らしい戦いを後世に遺すため、
この場所にカラフルコミックピュアガールを記念碑として埋めることにする。
よく民家の裏などにエロ本が捨てられているが、
それらにも全て、遺すべき伝説が刻まれているのだ。
誰しも少年の頃、拾ったエロ本に妙にドキドキしただろう。
少年たちは、本に刻まれた感動のシーンを無意識に感じ取っていたのだ。
こうして、伝説は語り継がれていく。
(おわり)